山本梨菜 こだわりがなくても半分が違うデザインはお気に入り
【第187回】山本梨菜(25)=佐賀・120期=
昨年12月から使っている山本のヘルメットだが、本人は「全くこだわりがないんです。今回はまた前回とは違う感じだが、これも全部お願いしている人にお任せです」とあまりの興味のなさに笑っていた。
でもそのヘルメットはなかなかのこだわりがあって「ヘルメットの半分が違うデザインになっていて、ホーム、バックで両方違ったのが見られるようになってます。ホームでは冷静の青。バックでは情熱の赤。自分をイメージして、博多の絵師さんが頑張れという気持ちも込めてデザインしてくれました」とこだわりはなくても自慢のヘルメットとなっている。
「さすが博多の絵師で本当にセンスがあります。出来上がった時は想像以上で、わぁーってなりました。本当にお任せなのにこんなにすてきなヘルメットに仕上がって、見た瞬間に気に入りました」と、出来上がりのすごさに感動していた。
レースでは力を付けてきているものの本人は「パッとしなくて消化不良のレースが続いている」と渋い表情だが、あともう少しのところまで来ているのは確か。センスは十分なだけに、何かのきっかけ次第で、一歩も二歩も成長する余地は残している。「せっかくすてきなヘルメットを作ってもらったし、ヘルメットを見てもらうだけではなく、自分のレースも見てもらい、それに伴う走りをできるように頑張ります」。自慢のヘルメットをかぶってどんな活躍を見せてくれるか楽しみだ。