【向日町G3】脇本雄太が中心も強豪集結 地元勢も気合十分
「平安賞・G3」(5日開幕、向日町)
シリーズの中心は脇本雄太(35)=福井・94期・SS。「オールスターほどの仕上がりではない」と言うものの、底力は断然。昨年の当シリーズは負傷のため欠場したが、2021年、22年と2年連続で完全優勝を成し遂げている平安賞で今年も主役を務める。
清水裕友(山口)も主力の一角。G1・オールスター(平塚)では失格に終わったが「練習は休まずやった」とここから年末へ向けてさらにリズムを上げたいところ。
北井佑季(神奈川)は昨年の覇者。今年はG1・高松宮記念杯(岸和田)でビッグタイトルを手にして、さらにスケールアップ。和田真久留、松谷秀幸(ともに神奈川)と同県の層も厚く、連覇を目指すシリーズとなる。
佐藤慎太郎(福島)は初日特選こそ単騎戦となったが、2日目以降は北日本の機動型とうまく連係して上位争いに食い込む。
この開催を最後に長期の改修工事に入るため、地元勢の気合も例年以上。「改修前の最後だし、より取りたい気持ち」と今年大ブレークの窓場千加頼(京都)に「昨年は悔しい思いをした。今年は絶対に取る気持ち」と山田久徳(京都)も気持ちを込める。ファンの声援を力に、地元勢の活躍にも要注目だ。