【岸和田競輪】大混戦カードのS級決勝は差し脚光る桑原大志に期待
「デイリースポーツ創刊75周年記念・サテライト大阪カップ・F1」(29日、岸和田)
開催2日目の29日は10~12Rで準決勝が行われた。この日の3個レースはいずれも大波乱。10Rは村田祐樹(富山)が先行。中団がもつれて落車が発生し、村田-山口富生(岐阜)の中部コンビでワンツーとなった。
11Rもアクシデント。林大悟(福岡)のまくりを伊代野貴照(奈良)がけん制したが、ここで落車が起きて林とV候補の井上昌己(長崎)も巻き込まれた。伊代野は1着入線も失格で脇本勇希(福井)が1着、山内卓也(愛知)が2着となった。
12Rはアクシデントこそなかったが、人気を背負った近畿ラインが先行した上田尭弥(熊本)を捉えられず、後方から仕掛けた小川真太郎(徳島)に乗った桑原大志(山口)=山口・80期・S1=(写真)が抜け出し1着。2着に上田が入った。
主力の敗退で大混戦のS級決勝。中心には連日、決め脚が目立つ桑原を指名。S級最年長優勝が懸かる山口や地元地区の脇本-元砂も侮れない存在だ。