キタサンブラック有終V!馬主サブちゃんとの「絆」を振り返る

 引退レースとなった有馬記念で有終の美を飾ったキタサンブラック。馬主・北島三郎との深い絆を感じさせるエピソードなどを集めてみた。

公開日:2017.12.24

16年5月2日の本紙

 国民的歌手の天皇賞制覇。約8万人の競馬ファンから祝福の「まつり!」コールが巻き起こる。「競馬は馬と騎手が主役。今回は歌わないよ」と、実はレース前には“歌わない宣言”をしていたサブちゃん。だがファンの後押しにエンターテイナーの血が騒ぐ。

サブちゃん喜び爆発「まつり」熱唱

8万人に乗せられ熱唱「♪きょうは武さんまつり~だよ~!」

キタサンブラックで天皇賞を制しガッツポーズの武豊騎手(左)と北島三郎オーナー=京都競馬場

 マイクを取ると、まずは「きょうは武さんが歌って!」と勝利騎手の武豊にムチャぶり。苦笑いする姿を見て…
 ま~つりだ!まつりだ!まつりだ!キタサンま~つり~!きょうは武さん!まつり~だよ~!

サブちゃん喜び爆発「まつり」熱唱

最高の快気祝いだ!16年ジャパンカップで3度目のGⅠ制覇

16年11月28日の本紙

 再び競馬場に歌声が響いた。3頭の外国馬を迎えて行われた国内最高峰の一戦は、1番人気に推されたキタサンブラックがV。レース史上3頭目となる逃げ切りでG1・3勝目をゲットした。9月に手術を受け、この日の生観戦を目標にリハビリに励んだ歌手の北島三郎オーナー(80)にとっては、これ以上ない快気祝いに。

サブちゃん愛馬Vで『まつり』絶唱 必死のリハビリで生観戦「明日から歩けそう」

車イス生活からリハビリの励みに「明日から歩けそうだ」

 8月下旬に自宅で転倒。頸椎(けいつい)の痛みが悪化。9月12日に頸椎症性脊髄症の手術を受け、一時は車いすの生活を強いられた。それでも「馬もオレもJCが目標」とこの日の生観戦を目指してリハビリに励んだ。(中略)「武さんが『勝って快気祝いに』と言ってくれた通りになって。ありがたい。明日から歩けそうだ」。

サブちゃん愛馬Vで『まつり』絶唱 必死のリハビリで生観戦「明日から歩けそう」

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