前代未聞のアクシデント!山田敬士が「競走距離誤認」で騎乗停止、信頼は取り戻せるか

2018年10月13日の新潟競馬で山田敬士騎手が競走距離を誤認し、最下位に敗れて騎乗停止処分に。「母への孝行」を夢見ていた新人騎手が起こした前代未聞のアクシデント…果たして信頼を取り戻すことはできるのか?

公開日:2018.10.22

2018年4月15日デイリースポーツ紙面

特別レースV同期一番乗り!母に恩返しを…

山田敬士騎手

 まだあどけなさの残るルーキーの笑顔がはじける。今年3月にデビューし、4勝を挙げる山田敬士騎手(20)=美浦・小桧山。10番人気の伏兵キングクリチャンで制した先週3日の由比ヶ浜特別は格別の勝利だった。

同期で特別レースV一番乗りの山田、目標は母と師匠と一緒に口取り

 2度目の騎乗で決めた同期一番乗りとなる特別レースVに「ゴールした後は“やった!”というより“うれしい!”という気持ちでした」と喜びを爆発させる。

同期で特別レースV一番乗りの山田、目標は母と師匠と一緒に口取り

 デビュー前から木馬を使ったマンツーマン指導など、一人前になるためのサポートをしてくれた高市師への“恩返しV”をかみしめる。

同期で特別レースV一番乗りの山田、目標は母と師匠と一緒に口取り

 今の目標は女手ひとつで兄弟3人を育て、ジョッキーになる夢を応援してくれた母への孝行だ。

同期で特別レースV一番乗りの山田、目標は母と師匠と一緒に口取り

 「まだ母の目の前で勝ったことがありません。先週も2日は応援に来てくれたんですけど…。所属厩舎の馬で勝ち、母と小桧山先生で一緒に口取りに入ることが今の目標です!」

同期で特別レースV一番乗りの山田、目標は母と師匠と一緒に口取り

 デビューから順調に勝ち星を挙げ、母への孝行を語っていたルーキーが、なぜあのような騎乗をしてしまったのか。プロとしての技術を信じ、お金を投じたファンを裏切るもので「新人だから」で済まされるものではありません。

 騎乗停止が明けて復帰したとしても、信頼を取り戻すのは容易ではないでしょう。果たして…。

新人騎手紹介でファンの声援に笑顔をみせる山田敬士騎手=2018年3月3日

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