祝!女性騎手初のJRA重賞V 藤田菜七子の2019年を振り返る
女性騎手として史上初のJRA平地重賞制覇を藤田菜七子騎手。初のG1騎乗をはじめとして、目覚しい活躍を見せたデビュー4年目の2019年を振り返る(敬称略)
公開日:2019.12.9
「JBCスプリント・Jpn1」(4日、浦和)
【JBCスプリント】菜七子が首差で涙 コパノキッキングを巧みリードも2着
ゴール寸前で勝機がスルリとこぼれた。女性騎手として史上初の統一ダートG1制覇に挑んだ藤田菜七子騎手(22)=美浦・根本=だったが、相棒のコパノキッキングを巧みにリードするも首差の2着。惜しくも快挙を逃した。
【12月】JRA重賞初制覇&通算99勝「コパノキッキングにありがとうという気持ち」
「カペラS・G3」(8日、中山)
【カペラS】菜七子JRA重賞初制覇 「キッキングにありがとうという気持ち」
2番人気のコパノキッキングが余力たっぷりに快勝。騎乗した藤田菜七子騎手(22)=美浦・根本康広厩舎=がJRA重賞初制覇を達成した。
「この1年間、コパノキッキングに乗せていただいて、いい結果を出せず、何度も悔しい思いをしましたが、きょうは勝ててうれしいです。キッキングにありがとうという気持ちです」と喜びを語った。
【カペラS】菜七子JRA重賞初制覇 「キッキングにありがとうという気持ち」
オーナーのDr.コパも大満足
「うまく乗ったよね」。優勝インタビューを受ける菜七子を自らスマホで撮影していた“Dr.コパ”こと小林祥晃オーナーが目を細めた。「中央でも(重賞を)勝ってくれたし、コパの願いはかなった」と満足そうに振り返る。
【カペラS】菜七子&キッキングVにDr.コパ満足 来年コンビ継続は村山師に一任
女性騎手では短期免許で来日したニュージーランドのR・ロケットが02年の中山大障害をギルデッドエージで果たしているが、平地重賞は菜七子が初めて。自身も99勝(JRA+地方交流)となり、区切りの100勝にあと1と迫った。
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