「プレシーズンゲーム、阪神－ドジャース」（１６日、東京ドーム）

　山本由伸投手が試合前会見に臨み、１５日の巨人戦で大谷翔平投手が放った凱旋２ランに感嘆のコメントを残した。

　「昨日、朝起きた時から大谷さんが当たり前のようにホームランを打つんだろうなと思ったら、本当に打ってさすがだなと思った」と明かした山本。その瞬間はベンチで見ており、大きく口をあけて驚きの表情を浮かべていた。１イニング３発には「本当にすごく実力のある選手がたくさんいるので。開幕に向けて調子を上げていく姿は勉強になる。一流の選手だなと思いました」と言う。

　前日の練習ではカーショーとキャッチボールを行い「タイミング良くキャッチボールをしていただいたんですけど、野球の面はもちろん、どの部分も尊敬しているしお手本になる。同じ空間にいるだけで野球がうまくなりそう」と明かした山本。チームの雰囲気については「東京に来る前から日本語をみんなしゃべり出して。東京に来て日本語のいろんな言葉をどっかから教えてきてもらって、うれしそうに話しているのでいいなーと。みんながすごく嬉しそうにしていた。日本人の僕としてはうれしかった」と言う。阪神戦後には食事会も予定されているが「翔平さんがメーンですけど、喜んでもらえたらと思って計画した」と語った。

　ロバーツ監督も改めてこの日の試合前会見で「昨日、ショウヘイが打席に立ったときに球場が静まりかえった。彼がアクションを起こすと一気に爆発する。それは他の選手には見られなかった」と語っていた。