小泉元首相のカツラ燃やす直前だった
社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」が29日、大阪市内で、来年1月4日に開催する新年公演(大阪・サンケイホールブリーゼ)のPR会見を行い、小泉純一郎元首相のものまねで愛用していた“ライオンヘア”を燃やす直前だったことを明かした。
小泉氏に扮して登場した松下アキラ(49)は、さっそくこの日の朝刊ネタを持ち出し「大阪だね。橋下(市長)さん、またブレたね。大阪都がダメなら州でもいいって。もう名前変えたいだけなら大阪藩でいいじゃない?」と、挨拶がわりに軽妙なネタを披露。
小泉氏が政界を引退し、長らく表舞台に登場しなかったため、10年以上使っていた“ライオンヘア”のカツラを「お寺で燃やしてもらおう」と考えていた矢先に、小泉氏の動きが活発化。「もう(カツラが)製造中止になっている商品なので、危なかったですよ」と、予測不能な元首相の動きに苦笑いしていた。
再び頻用することになった小泉カツラをかぶり「うちの進次郎は大したもんで政務官になった。パフォーマンスの甲斐があったというもんだ!なのに、みの(もんた)さんの次男はダメだね。人生いろいろ、次男もいろいろ。みのさんはエロエロだ」と、時事ネタも疑惑もゴチャ混ぜのネタも繰り出した。
また安倍晋三首相に扮して登場した福本ヒデ(42)は「大阪に来れてうれしい。ぜひ名物の、芝エビと既製品フレッシュジュースを飲んで帰りたい」と、大阪の高級ホテルの偽装表示騒動をネタに。
最近は、5000万円の「借用問題」に揺れる猪瀬直樹・東京都知事を「ドンと一気に笑いの対象として、ラインを超えて我々のほうにきている」と注目しているとか。一方で、かつて公演で1コーナー作れた日本維新の会がネタ的に“消滅危機”にあることを明かし「最も暴言が得意な2人(橋下、石原の両代表)はどうしちゃったんですかね?」とネタ提供を呼びかけていた。