山田洋次監督 ベルリン出品に「緊張」

「山田洋次監督50周年記念展」に訪れた山田洋次監督=兵庫県神戸市
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 山田洋次監督(82)が16日、最新作「小さいおうち」が「第64回ベルリン国際映画祭」のコンペティション部門への出品が決まったことについて取材に応じ、「うれしさと緊張で一杯」とにこやかに語った。

 同映画祭のコンペ部門は最高賞の金熊賞を競う部門とあり、同監督は「コンペ部門に呼ばれるということは名誉なこと」と歓迎しつつ、一方で「受賞できるのかどうか心配もしないといけなくなる。うれしいような困ったような」と苦笑いを浮かべた。

 同監督はこの日から兵庫県神戸市の百貨店「そごう神戸店」で開催される「山田洋次監督50周年記念展」(22日まで)に訪れた。同監督は「(記念展は)北海道から始まって最後が神戸というのはとても縁のあること。しかも、(今日は)阪神・淡路大震災が発生した17日に近い」と感慨深い表情を浮かべた。

 寅さんシリーズの最後となった第48作「男はつらいよ 寅次郎紅の花」は被災地、神戸市長田区でも撮影された。17日に発生から19年となる震災について、「とても気になっています。大きなビルが立ち並んでいるのは見ているけれど、ビルに囲まれた生活に皆さんが満足しているのか。年老いた方に聞いてみたい」と被災者の生活に思いをはせた。

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