武藤が王座陥落 シングル初黒星
「WRESTLE-1」(8日、後楽園ホール)
武藤敬司がKAIに敗れ、WRESTLE-1王座から陥落した。13年9月の団体旗揚げ後、シングル戦での黒星は初。全日本時代の12年3月20日、秋山準(当時ノア、現全日本)に3冠戦で敗れて以来、3年ぶり。
トペを自爆し、左腕を痛めたKAIを武藤はアームロックなどで攻め込んだ。踏ん張るKAIにシャイニングウィザードを見舞うが、KAIも延髄斬りで応戦。両者を奮い立たせる場内のコールは真っ二つに割れた。
勝負を懸けた武藤はムーンサルトプレスを見舞い命中させるも、爆弾の足を負傷。チャンスとみたKAIが最後の力を振り絞った。逃げられない武藤にスプラッシュ-3連発を浴びせ、完ぺきなスリーカウントを奪った。歓声の中、ベルトを腰に巻いたKAIは「武藤さんからベルトを取った責任は十分感じています」とマイクアピール後、会場1階まで行って観客を見送った。また、次期挑戦者に名乗りを上げた鈴木秀樹が登場し、新王者と激しくにらみ合った。
育ててきた後輩に敗れ、4カ月天下に終わった武藤は「王者として正直、毎回プレッシャーを感じていた。ちょっと持久力がなくてスタミナ切れした。反面、最後まで追い詰めた感覚もあった」と振り返った。KAIを「ひたむきに頑張った」と称えながら、「オレに勝った後のチャンピオンは大変。エースになるチケットをゲットしただけ。プロレスの神様は途中下車もさせるだろうし」と厳しい言葉も送った。「少しホッとした」という自身の今後については「武藤敬司がおしとやかになると、裏の顔が出てくる」とグレート・ムタとしての活動を示唆した。
昨年11月のデビュー30周年大会で第2代王者となった武藤は「若手全員とやってやる」と新世代の総なめを宣言。12月に真田聖也、今年1月に征矢学の挑戦を退けていた。
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