V11へ内山自信「万全の状態」

 「WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)

 スーパー王者、内山高志(ワタナベ)が21日、都内のジムで練習を公開した。

 元日本、東洋太平洋ライト級王者の荒川仁人とのスパーリングでは、重くキレのいいワンツーや鋭いボディーを打ち込むなど絶好の仕上がりを披露した。

 「右拳も左肘も良くなり、練習が不安なくできる。万全の状態で臨めるのはV2戦(10年9月)以来かな」と内山自身が確かな手応えを感じている。

 荒川も「内山さんのはただのダイナマイトじゃない。精密ですよ。どこで爆発するか分からないので、相手はたまらない」と脱帽だ。

 V11に成功すれば、来春のV12戦はニコラス・ウォータース(ジャマイカ)戦が有力だ。この日、ジェイソン・ソーサ(米国)と引き分けの一報が届いたが、内山は「びっくりしたけど、内容では勝っていたと聞いている。興味があるし、やりたい」と、改めて対戦を熱望した。

 渡辺均会長は「これまで右拳と左肘が万全でなかったので、周りからあおられても強気になれなかった。今ならどんな相手でも勝てる。次戦でケガがなければ(ウォータース戦が)決まるのでは。もちろん、海外でやりますよ」と語った。

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