Sライト級岩渕真也、7回TKO負け
「ボクシング・東洋太平洋スーパーライト級王座決定戦12回戦」(11日、後楽園ホール)
同級3位の岩渕真也(30)=草加有沢=が同級4位のアル・リベラ(22)=フィリピン=に7回1分25秒TKO負けした。
リベラは現在4連続KO勝ち中で、通算14勝(12KO)2敗の強打者。「ザ・マシンガン」の異名通りのパワーとスピードだった。1回から猛攻を仕掛けられ、4回には右アッパーと左ストレートで2度のダウンを喫した。
何とかしのいだものの、深いダメージは明らかで、ほぼ一方的な展開。7回はジャブから左ストレートをまともにもらい、レフェリーが試合をストップした。
試合後の岩渕は腫れ上がった顔で「警戒し過ぎた。2回かな、右のクロス気味のオーバーハンドを耳の後ろにもらってリズムが崩れた。耳の後ろがあんなに効くと…」とうなだれた。
岩渕は、日本同級王座を返上後の13年4月に金民旭(韓国)、14年8月には小原佳太(三迫)と、当時の王者に連敗し3度目の今回を「本当に本当のラストチャンスと思っている」と臨んだ一戦。進退については「今は言わないけれど、後日話します」と引退をほのめかした。