オメガが棚橋撃破で新IC王者
「プロレス・新日本」(14日、新潟・アオーレ長岡)
バレットクラブの新リーダーとなったケニー・オメガが棚橋弘至との王座決定戦を制し、IWGPインターコンチネンタル王座を手に入れた。オメガは11日に集団暴行で破壊した棚橋の右腕を集中攻撃。介入を繰り返した盟友ヤングバックスの2人が棚橋に加勢したマイケル・エルガンに排除されてからはピンチを迎えたが、最後はVトリガー連発からの片翼の天使で激闘にケリをつけた。
ジュニアヘビー級から転向したオメガは「これから体を大きくして、ますます強くなる。今は(体重)90キロ台だが100キロになれば誰も勝てなくなる」と豪語。さらに、「ここにいる4人がトップ中のトップなんだ。棚橋を破ったことでオレがエースになる」と、ヤングバックス、タマ・トンガとともに、アンダーソン、ギャローズが離脱を示唆したバレットクラブの新時代到来を告げた。
一方、バレットクラブの介入に苦しめられた棚橋はインタビュールームでダウン。新日本を退団してWWEに挑戦した中邑真輔の代名詞だった王座を逃し、声を振り絞って「中邑、ごめんな」と話すのが精いっぱいだった。