木村悠、初防衛戦に自信あり
「ボクシング・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(4日、島津アリーナ京都)
ダブル世界戦の調印式が2日、京都市内のホテルで開催され、王者の木村悠(32)=帝拳=が昨年11月に獲得した王座の初防衛に自信を見せた。
同級5位のガニガン・ロペス(34)=メキシコ=を迎える木村は「コンディションはすごくいい。自信に満ちあふれている。ベルトを守るという立場ではなく、チャレンジする気持ちを忘れず、全力を尽くします」と落ち着いた表情で語った。
普段は電力・通信関係の商社に正社員として勤務する“商社マン王者”。帝拳ジム・浜田剛史代表は「木村は“ボクシングは頭で勝負”という試合を見せることができる。今回(ダブル世界では)、木村は技術戦、山中(慎介)が打撃戦という最高の試合になると思います」と頭脳的なファイトに期待した。
ロペスは昨年7月以来2度目の世界挑戦。前回の挑戦では、当時この王座を保持していたペドロ・ゲバラ(メキシコ)に判定負け。そのゲバラに木村が判定勝ちして王座に就いている。「京都に来ることができてうれしく思う。準備はできている」と王座奪取に意欲を見せた。
出場全選手は3日に公式計量に臨む。
【オフィシャル】▽レフェリー=ビック・ドラクリッチ(米国)
▽ジャッジ=キャシー・レナード(米国)、ゲイリー・リッター(米国)、フアンカルロス・ペラョ(メキシコ)
▽立会人=デュアン・フォード(米国)