ヤクルト・高橋奎二、まさかの“被弾”に笑顔
19日、沖縄県・浦添で行われているヤクルトキャンプには、今日は祝日!?と思うくらい、たくさんのファンが詰めかけた。
だが、選手の一挙手一投足に注目しているのは、ファンだけではない。選手の家族もまた、キャンプ地を訪れ、息子や夫、そしてお父さんの頑張っている姿をしっかり見つめている。ある選手の息子は、ユニホームを来て頭には小っちゃなヘルメットをかぶり、おもちゃのバットで素振りを繰り返していた。
練習の合間に、同僚の子どものかわいらしい姿を見つけたのは高橋奎二。笑顔で優しくボールを投げてあげると、バコン!という快音とともにボールははるかかなたへ飛んでいった。「うわー!!」と驚く高橋。23年にWBCにも出場した左腕がまさかの被弾だ。想定外の飛距離にここではまずいと感じたのか、父親譲りのセンスあふれるこの子を特別指導したいと思ったのか、「こっちおいで!」と呼びかけると、二人でうれしそうに室内練習場へ消えていった。(デイリースポーツ・吉澤敬太)