“赤穂の流星”小国V2!芹江に圧勝
「東洋太平洋Sバンタム級タイトルマッチ」(14日、赤穂ハーモニーホール)
「忠臣蔵」ゆかりの地、兵庫・赤穂が生んだ若き王者が初の凱旋試合で輝いた。赤穂出身の王者・小国以載(VADY)が、6度防衛していた日本王座を返上して挑んできた芹江匡晋(伴流)から2度のダウンを奪い、3-0の大差判定で2度目の防衛に成功した。
試合が動いたのは2回。小国の右ストレートが鮮やかに挑戦者を打ち抜いた。「ラッキーパンチを狙ってました。本当に当たったので自分で驚いた」。仕留めに入ったところ、逆に右ロングを浴びて腰を落とす場面はあったが、ペースは渡さない。5回には左フックでダウンを追加し、以後もポイントを連取した。
試合前は経験値の違いもあり、王者不利の声も多かった。「やっぱり芹江さんは強かった。10回やって勝てるのは1回くらいだと思う。その1回をつかんだのは、僕の今の勢いですよ」と24歳の王者は言い切った。
試合後には最前列で観戦した同学年で仲の良いWBA世界ミニマム級王者・井岡一翔(井岡)からも祝福された。「井岡君が統一王者になって刺激になった。僕はまだまだだけど、赤穂から世界を目指して頑張ります」。11月に神戸でV3戦を予定。“赤穂の流星”が世界に向かう。
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