多田、判定勝ちで日本人最多タイV8
「WBA女子ミニマム級タイトルマッチ」(16日、よみうり文化センター千里中央)
級王者の多田悦子(31)=フュチュール=が、挑戦者・柴田直子(31)=ワールドスポーツ=に3‐0で判定勝ちし、8度目の防衛に成功。WBC世界女子アトム級王者の小関桃(青木)の持つ日本女子の世界王座最多防衛記録に並んだ。
女子ボクシングの伝道師を自任する多田は、日本人最多タイの8度目防衛に「美しいファイトができた。『生きる』という元気を与えられたかな」と笑顔。柴田のスタイルを見て「試合途中からこぶしを立てた」と、臨機応変に対応した。年明けには「海外も含めて」防衛戦の検討に入る。「絶対、ここは通過点やから」と、さらなる防衛を約束した。