棚橋、努力のV3!丸藤にリベンジ
「デイリー後援・新日本」(23日、神戸ワールド記念ホール)
IWGPヘビー級選手権試合は、王者・棚橋弘至(35)が、ノアの天才児・丸藤正道(32)の挑戦を退けて3度目の防衛に成功し、G1クライマックスの8・5大阪大会で敗れた借りを返した。
サソリ固めやドラゴンスクリュー、STFまで繰り出す多彩な左膝攻めに苦戦した王者だが、大阪でフィニッシュとなったタイガーフロウジョンはディフェンス。最後は飛んできた丸藤を捕獲して飛龍原爆固めでたたきつけ、ハイフライフローでトドメを刺した。
棚橋は「天才って呼ばれる人間は予想以上の動き、身体能力で攻めてくる。俺は天才じゃないから。ただチャンピオンだから、相手が天才であろうと何であろうと、それであきらめなかった人間の代表です」と、積み重ねた努力を誇った。
試合後は、G1で棚橋と丸藤に勝っている世界一性格の悪い男・鈴木みのる(44)が現れ、タイトル戦を「プロレスごっこ」と、こき下ろして挑戦を表明。棚橋も「アンタはプロレスごっこもできてない」と受けて立ち、10・8両国国技館大会での実現が濃厚になった。