“卓球ボクサー”が4階級制覇王者KO
「ボクシング日本ミドル級タイトルマッチ10回戦」(8日、後楽園ホール)
昨年の全日本ミドル級新人王でプロ12戦目の挑戦者・佐々木左之介(ワタナベ)が、4階級制覇王者・湯場忠志(都城レオスポーツ)に劇的な逆転KO勝ち。1回にパンチを浴びて右まぶた上を切り、2回以降は流血しながらも不敵な笑みを浮かべて猛反撃。4回に会心の右一撃で絶対王者を倒した。
佐々木はリング上で「正直、自分が勝つのは分かっていた。俺は日本なんか見ていない。世界のベルトを獲る」と絶叫。控室では「湯場さんは雲の上の人。挑戦するだけでもすごい」と敬意を表した。卓球で全国レベルの選手だったが、日大3年でボクサー転向。「この7月には岡山で卓球大会に出た」と話す異色の“卓球ボクサー”が世代交代をアピールした。
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