曙が復帰も…大仁田に屈辱的大敗
「ゼロワン」(6日、後楽園ホール)
曙、大敗!急性肺炎で欠場していた第64代横綱・曙(43)が72日ぶりに復帰し、邪道・大仁田厚(55)とデンジャラス・スペシャル・ランバージャックデスマッチで激突。8・26横浜大花火の再戦は大仁田がセコンドと有刺鉄線バットを駆使して曙に圧勝した。1勝1敗となった両雄は来年2月8日、大阪での電流爆破デスマッチで雌雄を決することになった。
曙の過信が、勝敗を分けた。デンジャラス~はリング下のエリアを自軍と敵軍で2面ずつに分け、敵軍の陣地に落下すると敵のセコンド(4人)の攻撃を受ける大仁田考案のデスマッチ。前日の公約通りセコンドを下げた曙を、大仁田は赤子扱いしてみせた。
曙をリング下に蹴り落としてセコンドに襲わせ、リングに戻させると有刺鉄線バットでブン殴ってDDO(デンジャラス・ドライバー・オオニタ)。赤い毒霧で視界を奪うともう1発DDOを放ち、バットで腹部と背中を3回ずつブン殴り、バットへのDDOでトドメを刺した。
激高して決着戦を要求する曙に、大仁田は「電流爆破!2月で決定だ!」と返答。沖田佳也リングアナを有刺鉄線バットで殴りつけ「2月8日、大阪府立体育会館(ボディメーカーコロシアム)でやります!」との約束を引き出した。
試合後は曙が会見に殴り込んだが、大仁田は「まだ病人じゃねえか。もっかい検査した方がいい」とあしらうと「今まで見たことがないような電流爆破を用意する!」と明言。遺恨は「宇宙一」(大仁田)の電流爆破で決着をみる。