「なにわ大花火」（２月８日、ボディメーカーコロシアム）

　２・８大阪で行われる大仁田厚対曙の「史上初！大阪発！！ノーロープ有刺鉄線電流爆破なにわ地獄デスマッチ～有刺鉄線電流爆破バット＆有刺鉄線電流爆破椅子（いす）～」で使用される有刺鉄線電流爆破バットの破壊力実験が１５日、都内のゼロワン道場で行われた。

　電流爆破ではパイオニアの大仁田が「今までやってきた中で最大」と断言する威力だった。約２０人の報道陣が耳栓し、タオルを頭からかぶる“厳戒態勢”の中、大仁田がバットをパイナップルにたたきつけた。その瞬間、火花とともに爆音がさく裂。パイナップルは粉々になり、１０メートル以上も飛び散った。

　試合当日はリングに張り巡らされた有刺鉄線に加え、バット、イス、ボードが“電流爆破仕様”になる。あまりの衝撃に大仁田も「申し訳ないけど、これは当たりたくない」と一度はひるんだ。しかし、遺恨が深まる元横綱だけは何としても沈めたい。最後に意を決した邪道は「完ぺきに逃げられない状況での完全決着になる」と曙に言い放ち、不敵に笑った。