村田、プロ2戦目は外国人の強敵熱望

 ロンドン五輪のボクシング男子ミドル級金メダリストで8月25日にプロデビューした日本同級1位・村田諒太(27)=三迫=が12日、プロモートを受ける都内の帝拳ジムで練習を再開した。同ジムの浜田剛史代表(52)は、村田のプロ2戦目を12月に外国人選手と行う考えであることを明言。村田は「強い選手とやると思っている」と、強敵との対戦を希望した。

 海外進出前に海外の強敵を突破する。ノンタイトル戦ながらデビュー戦で東洋太平洋ミドル級王者・柴田明雄(ワタナベ)を衝撃の2回TKOで下した村田。日本最強の相手に力の差を見せつけたことで2戦目のマッチメークに注目が集まったが、浜田代表は「12月ごろ、相手は外国人になると思う」と明言した。

 外国人といっても、調整試合レベルの選手ではない。同代表は「世界へスタートしているのは確か」と話すように、相手は元世界ランカーや世界ランカーに匹敵する実力の持ち主になる可能性があるという。村田も「強い選手しか当てないのがここ(帝拳ジム)のスタイル。強い選手とやると思って備えて、それが僕を成長させてくれると思う」と、強敵との対戦を希望。3戦目にも計画される海外進出を前に、自身のレベルアップにつなげる考えだ。

 デビュー戦では圧勝したものの課題も発見。「カウンターを合わされた一発がすごく印象的だった。みんな狙ってくると思うので、右を打っても怖くない状況をつくりたい」と、克服に努める。18日からは帝拳ジムの山中慎介、三浦隆司の世界王者2人らと約1週間のキャンプを行い、その後は拠点のある米ラスベガスでトレーニングを積む予定だ。

 オフの間は家族サービスなどでリフレッシュ。「ずっとラスベガスに行ってて、家族をほったらかしにしてましたから」と笑みを浮かべた黄金ルーキーが、戦闘モードに入った。

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