「全日本」（３０日、ボディメーカーコロシアム第２競技場）

　世界最強タッグ決定リーグ戦が開幕。世界タッグ王者の諏訪魔（３７）＆ジョー・ドーリング（３１）が、ゼロワン外国人のジェームス・ライディーン（２２）＆マイバッハβ（不明）を下し、白星スタートを飾った。

　万全の開幕だった。諏訪魔がマイバッハに左ラリアートを放ち、必殺のラストライドの体勢に入ると、ドーリングが“終わり”を意味するサヨナラポーズ。余裕で手を振る仲間を背に、諏訪魔が１９８センチ、１２５キロの巨体をマットにたたきつけた。

　会心の勝利に笑顔の諏訪魔は「どんな外国人もジョーのパワーには勝てない。味方で良かった」とパートナーを称賛。「絶好調。チャンピオンとして全勝優勝する」と、１１月２９日のデイリースポーツ来社時に掲げた目標を改めて誓った。