三浦、KO勝利で来春に内山と統一戦だ
「WBC世界Sフェザー級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)
来春にもスーパーフェザー級の日本人頂上対決が実現する‐。ダブル世界戦の調印式が29日、都内で行われた。2度目の防衛戦に臨むWBC世界スーパーフェザー級王者・三浦隆司(29)=帝拳=は次戦にもWBA同級王者内山高志(34)=ワタナベ=との統一戦プランが浮上しており「自分がKOで勝つところしか思い浮かばない」と勝利宣言した。
もう一度内山と戦うためにも、負けるわけにはいかない。挑戦者から挑発された三浦は、「12ラウンドもいらないと思う。自分が圧倒的に仕掛けてKOで勝つ」と早期決着での勝利を宣言した。
フォトセッションでは約30秒間のにらみ合い。至近距離で視線を合わせたものの「別に何も感じない」と、ハルドンは眼中にないと言わんばかりだ。
防衛戦をクリアすれば、内山との統一戦が現実味を帯びてくる。帝拳ジムの本田明彦会長は、「次にやれたらいい」と前向きなコメント。通常、日本人王者同士の統一戦はテレビ放映の問題などがネックになるが、今回は両者が同日に同じリングに上がることで機運は高まっている。
内山の指名防衛戦の期限についても、ワタナベジムの渡辺均会長は「統一戦が決まれば団体の承認を得たい」とドリームマッチを優先する意向だ。「ここでハルドンを攻略しないと、内山戦なんて言っていられない」と葛西裕一トレーナー。三浦も豪快なKOで内山へのリベンジのチャンスをたぐり寄せる。