山中の神の左をモレノは神の目でかわす
「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(22日、大田区総合体育館)
挑戦者のアンセルモ・モレノが15日、都内でミット、サンドバッグ打ちなど約1時間の練習を公開した。
負傷判定負けした昨年9月までWBA同級王座を12度守った。最大の長所を「打たれないこと」と豪語。KO負けは一度もなく「ダウンしたのは2回、いや1回かな。それも足のポジションが悪く、自分はスリップだったと思う」と、プライドをのぞかせた。
王者・山中の強打が「神の左」と呼ばれていると聞くと「山中が“神の左”なら私には“神の目”(Ojos de Dios)がある。“神の左”はかわします」と、防御の達人は不敵に笑った。
夫人の父は元WBA・WBC世界ライト級王者のイスマエル・ラグナ(72)で「義父に私のWBCのベルトを見せたい」と意欲を見せた。さらに「私が勝って山中が再戦を求めてきたらチャンスを与える」と、余裕を見せていた。