一翔、ラグビートレ 肉弾戦で勝つ!

 「ボクシング・WBA世界フライ級タイトルマッチ」(12月31日、エディオンアリーナ大阪)

 ボクシング史上最速の世界3階級制覇王者・井岡一翔(26)が16日、大みそかのV2戦へ向け、和歌山県白浜町で恒例の合宿を開始した。到着即、白良浜で10キロ走。その後、ラグビーの練習で使用する“タックルロープ”を背中に付け、砂浜ダッシュを繰り返した。

 フライ級では大柄でない一翔は技術で相手の圧力を封じてきたが今回は“肉弾戦”にトライ。「体と体がぶつかっても押し切る」。屈強な南アフリカを撃破したW杯ラグビー日本代表ばりのタックル力で、再戦のレベコを圧殺する考えだ。

 3都市で世界戦5試合が開催される大みそかで5年連続出陣の一翔はボクシング界の“顔”。ラグビー界の顔の五郎丸には大いに刺激を受けた。「1人のスターがブームを引っ張っている。ああいう感じで僕も伝えていけたら」と第一人者として自覚。「アピールしたい。KOではっきり決着を付ける」。2015年最後、一翔のKOでノーサイドだ。

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