「ボクシング・ＷＢＡ世界ライトフライ級タイトルマッチ」（３１日、大田区総合体育館）

　５度目の防衛戦を迎える田口良一（ワタナベ）が１６日、都内のジムでミット、サンドバッグ打ちなどの練習を公開した。

　試合まで残すところ約２週間だが、「順調です。去年は体調を維持するのが難しかったが、今年は大丈夫。２週間、気を抜かずに持っていきたい」と調子の良さをうかがわせた。

　挑戦者の同級３位、カルロス・カニサレス（ベネズエラ）は１６勝（１３ＫＯ）無敗の強敵だが、選択肢の中から自ら選んだ相手だ。石原トレーナーは「体の当たりが強い。打ちながら体を寄せてくるので付き合わないようにしたい」と警戒。田口も「押し負けてスタミナを失わないよう、石原さんと相撲の練習をしています」とカニサレス対策の一端を明かした。