ウォーマシンがテンコジ撃破で涙の初戴冠!トンガ&ロアが次期挑戦者名乗り

 「プロレス・新日本」(9日、東京・両国国技館)

 IWGPタッグ選手権試合が行われ、挑戦者の“ウォーマシン”レイモンド・ロウ、ハンソン組が王者の天山広吉、小島聡組を下して新王者となった。

 2人合わせて体重250キロの大型コンビのウォーマシンは体格にものをいわせたパワー殺法だけでなく、息の合った連携技や、誤爆に終わったもののハンソンがムーンサルトプレスを繰り出すなど器用さを見せてペースを握る。最後もハンソンがトペを放って天山を排除し、ロウが小島を抱え上げたところにハンソンがダイビングギロチンドロップを放つ合体技フォールアウトで勝利をつかんだ。

 インタビューに現れたウォーマシンの2人は涙を流して感激。ロウが「いつか夢がかなう時が来るとはよく聞くが、これがまさにオレたちの夢がかなった瞬間だ。プロレスを始めたときから新日本プロレスの過去の映像を見ながら勉強してきた。そして、親友(ハンソン)とともに今日、IWGPタッグのチャンピオンになることができた。誰もオレたちからベルトを取り上げることはできない」と喜びを爆発させると、ハンソンも「ウォーマシンが世界を制圧するんだ」と気勢を上げた。

 するとそこに、“ゲリラズ・オブ・デスティニー(GOD)”のタンガ・ロアとタマ・トンガが現れ、ロアが「親友かあ、それはよかったね」と不敵な笑みを浮かべて挑発。続けて「そのベルトはオレたちが持っていたものだ。再戦のチャンスをもらえないままここまで来てしまった。しかし、ここはオレたちのテリトリーだ。GODが本来ならタッグのベルトを持っているはずなのだから、返してもらおうか。年老いたレスラーに勝ってもオレたちに勝たないと真のチャンピオンとは言えないだろう」と挑戦を訴えた。

 これに対し、ロウは「今見て、オレたちにどれだけの力があるか分かったはずだろう。それが分かっているなら、かかってこい。誰でもこのベルトに挑戦する権利はあるはずだ」と、その場で受諾した。

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