ストームがシンデレラT初優勝!イオの赤いベルト挑戦表明
「プロレス・スターダム」(30日、後楽園ホール)
3回目を迎えたシングル戦ワンデートーナメント「シンデレラ・トーナメント」が16人参加で行われ、SWA世界王者のトニー・ストーム(21)=ニュージーランド=が初優勝を飾った。ストームはワールド・オブ・スターダム王者の紫雷イオ(24)への挑戦をアピールし、両者は5月14日の後楽園ホール大会でタイトルマッチを行うことが決定的となった。
ストームは決勝で3連覇を狙う岩谷麻優と激突。スピードが武器の岩谷に対し、欧州仕込みのグラウンドテクニックに飛び技のプランチャも交えて主導権を握り、ミサイルキック、ダイビングフットスタンプなどの大技を食らうピンチもあったが、最後は豪快なダイビングギロチンドロップでトドメを刺した。
試合後は優勝者に与えられる赤いドレスを着てリングに上がると、「紫雷イオ、私はあなたに挑戦する」とアピール。すると、イオがワールド・オブ・スターダム王座の赤いベルトを持って現れ、「挑戦、受けて差し上げましょう。シンデレラ、お姫様を、この女王様がぶっつぶしてやりますよ!」と受諾した。
その後は、敗れた岩谷もマイクを持ち、ワンダー・オブ・スターダム王者の宝城カイリへの挑戦をアピール。宝城もその場で受諾し、こちらも5月14日に対戦することが決定的となった。
ストームは昨年7月にイオからSWA世界王座を奪い、同年10月にスターダム所属となった。高い技術とたくましい肉体を合わせ持ち、スターダムのロッシー小川社長も「イオに続く選手じゃないですか。初の外国人エースというか、ファンからも支持されている」と期待する。防衛13回の長期政権を築いている絶対女王から2つ目のベルトを奪うことができるか。