寿以輝、ケガで2戦連続キャンセル「ショックだし情けない」

 神妙な表情でケガの状況を説明する辰吉寿以輝(右は吉井寛会長)=大阪帝拳
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 ボクシング元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(47)の次男、寿以輝(20)=大阪帝拳=が1日、所属ジムで吉井寛会長と会見し、7月9日に大阪・エル・シアターで予定されていたプロ第7戦、同級元インドネシア王者ジュンドゥラ・ファウザンとのスーパーバンタム級8回戦がキャンセルとなったことを発表した。

 28日のスパーリングで左ろっ骨を負傷したもの。寿以輝は1月にも練習中に左手指の負傷で2月9日の試合を順延していたため、2戦連続での故障によるキャンセルとなった。「本当にすいません。ショックだし情けない」とファンに謝罪した寿以輝は「応援してくれる人がいる。くさるわけにはいかない」と必死に前を向いた。

 大阪市内の病院で29日に診察を受け「左肋軟骨挫傷」で全治1カ月の診断。メーンイベンターのためケガを押しての強行出場を申し出たが、父の元WBC世界バンタム級王者、辰吉丈一郎が自身の経験からストップをかけたという。

 寿以輝は「おやじが同じところ(患部)で自分は(試合を)やって後悔したと」と言い、父の説得で試合を断念。今は走ることも無理な状態だが「できることをやろうと思っている」と焦る気持ちを抑えていた。寿以輝の通算成績は6戦6勝(4KO)。7月9日の興行は行われる。

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