小島が元付き人SANADA撃破で初勝利!盟友の天山も涙
「プロレス・新日本」(5日、エディオンアリーナ大阪)
真夏のシングルリーグ戦「G1クライマックス」Bブロックの公式戦5試合が超満員札止め5490人の観衆を集めて行われ、6戦全敗だった小島聡がSANADAを破って初勝利を挙げた。SANADAは4勝3敗。
小島は全日本時代に自身の付き人だったSANADAと約5年半ぶりの一騎打ち。小島はSANADAの躍動感あふれる攻めに苦しみながらも一進一退の攻防を展開する。終盤は必殺技Skull Endで長時間締め上げられる大ピンチに陥ったが、セコンド天山広吉の声援にも支えられて脱出し、最後はこん身の力でラリアットをぶち込んで3カウント。ついに初勝利をつかんだベテランに、観衆から大“コジマ”コールが送られた。
小島は「どうして6連敗してるオレが勝てたかわかりますか?それは、SANADAにだけは死んでも負けたくないと思っていたからだ。だから頑張って勝つことができた」と意地でつかんだ勝利を強調。「SANADAはなんとも思ってないよ、きっと。ロートルの、新日本でも行き場をなくしているプロレスラーと思っているかも知れない。オレはどう思われても構わないから、いろんな人のために戦う。自分のため、ファンのため、そしてそばにいる天山のため、いろんなものを背負って、ずっと負けたけどあきらめないで戦ってきた。だから、今日は勝つことができた」と不屈の闘志をアピールした。
そして、盟友の言葉を傍らで聞いていた天山は思わず涙。「コジ(小島)の力はまだまだこんなもんじゃないと思ったし、最後の最後まであきらめないでほしいですね。カウント3入った瞬間は最高にうれしかったですよ」と自分のことのように喜び、「1勝目ですけど、この1勝は大きいですよ。あと2つ、しっかりとこれまでのキャリア、経験、いろんなものをぶつけてもらって、最後の最後まで自分も最後まで全身全霊こめて応援したい」と、全力サポートを誓った。