山中対戦相手・ネリが来日 神の左に対抗?“コイ”の左で6回KOを予告
「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(15日、島津アリーナ京都)
具志堅用高の持つ世界戦連続13度防衛の日本タイ記録に挑む山中慎介(帝拳)に挑戦する同級1位のルイス・ネリ(メキシコ)が7日午後、成田着の航空機で来日した。
肩にWBCシルバー王者のベルトをかけて到着口に現れたネリは「長旅でちょっと疲れているけど意欲満々です。体調はパーフェクト。すべての練習は向こうでやってきたし、こちらでは体重調整だけ。あと5ポンド(約2キロ超)ですね」と笑顔を見せた。
山中については「大変強い、パワフルなハードパンチャー。彼の左は大変危険なので警戒している。上下を打ち分けてくくると思う。山中に似たサウスポーとスパーリングしてきました。パンチをもらわないようにしたい」と対策も練っている。
「パンテラ」(パンサー)の愛称を聞かれ「僕の攻撃性とスピードを見てトレーナーが付けたんだ」と笑った。右肩にはパンサーの、左腕にはコイのタトゥー。「コイは見本を見て気に入ったんだ」と言う。「僕も左ストレートが一番得意だ」と“コイの左”さく裂を狙う。
「ハードパンチャー同士の対決なので、KO決着の試合をしたい6ラウンドで終わるんじゃないかな。勝つのは私でございます」と明るく予告した。