3階級王者の井岡一翔が現役復帰 今後は米国拠点 大みそか電撃引退から7カ月
ボクシング世界3階級を制覇した井岡一翔(29)が20日、都内で緊急会見し、現役復帰を表明した。今後は米国を拠点とし、9月8日(日本時間9日)にロサンゼルスで開催される興行「スーパーフライ3」で復帰。「新たな地アメリカで日本人のボクサーとして新たな挑戦をしていきたい。期待していただいた皆さんのためにも結果を残したい」と、スーパーフライ級で日本初の4階級制覇を目指すことを宣言した。
井岡は昨年大みそかに横浜市内で会見を開き「さらなる人生の目標を見つけたので引退を決めました。次のステージに進むビジョンはできています。(ボクシングは)人生のウオーミングアップ」などと語り、電撃的に引退を表明していた。
この日会見した井岡は「復帰はまったく考えていなかった」と話した。しかし2月に米国で「スーパーフライ2」を観戦し、現地のプロモーターと話をしたことで新たな挑戦に気持ちが動いたという。
大阪府堺市出身の井岡は、叔父に元世界2階級王者・井岡弘樹氏を持つ環境で育ち、大阪・興国高時代にボクシングで頭角を現す。高校6冠を達成後、東農大に進学したが、目指していた北京五輪出場の可能性が断たれ、中退してプロに転向した。2009年4月にプロデビューし、11年に当時国内最速の7戦目でWBC世界ミニマム級王座を獲得。12年には八重樫東(大橋)とのWBC・WBA世界ミニマム級王座統一戦を制し、日本人初の2団体統一王者となった。同年大みそかにWBA世界ライトフライ級王座も獲得し、当時日本最速の11戦目での2階級制覇を達成。15年4月にWBA世界フライ級王座を奪取し当時史上最速の18戦目で3階級制覇を成し遂げた。
17年4月には5度目の防衛に成功して元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高の持つ世界戦14勝の日本記録並んだ。その後、5月17日に歌手の谷村奈南(30)と入籍したことを発表すると、リングから遠ざかったまま11月9日付でWBA世界フライ級王座を返上。そして12月30日付で日本ボクシングコミッション(JBC)に引退届を提出し受理されると、大みそかに引退会見を開いた。戦績は23戦22勝(13KO)1敗。
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