村田諒太「そろそろ潔く辞めましょう」 フェイスブックで連盟対応を批判
日本ボクシング連盟に対し、都道府県連盟の幹部と元五輪代表ら関係者333人の有志による「日本ボクシングを再興する会」がスポーツ庁や日本オリンピック委員会(JOC)、日本スポーツ協会などに郵送した告発状に、公式戦での不正判定を強要されたという複数の審判員の証言書が含まれていることが30日、わかった。日本連盟の山根明会長の強制力が働いていたことが証言されている。助成金の不正流用疑惑に続き、選手の勝敗にも同会長が影響力を持っていた可能性が浮上した。
WBA世界ミドル級王者の村田諒太(帝拳)が30日までに自身のフェイスブックを更新し「そろそろ潔く辞めましょう。新しい世代に交代して、これ以上、自分達の顔に泥を塗り続けることは避けるべきです」と、日本連盟の対応を暗に批判した。
16年リオデジャネイロ五輪にボクシング男子ライト級で出場した成松大介(自衛隊)が交付された助成金240万円について、山根明会長からの指示で3等分されて別の2選手に80万円ずつ渡されていたとされる。村田は「成松、大変な思いをしていると思います。選手のことを考えていたら、こんなことは絶対にあり得ない。彼の練習やキャリアに影響が出ないことを願うばかりです」と思いやった。