飯伏が内藤に激勝! 2位タイ浮上で自力V復活「あとは優勝するだけ」
「プロレス・新日本」(4日、エディオンアリーナ大阪)
真夏のシングルリーグ戦「G1クライマックス」のBブロック公式戦が行われ、飯伏幸太が内藤哲也を破り、2位タイに浮上。残り2試合で直接対決を残す首位ケニー・オメガと勝ち点2点差に迫り、自力優勝の可能性が復活した。
両者の目にもとまらぬスピーディーな攻防は25分超の死闘となった。終盤、飯伏は必殺のカミゴェをかわされて旋回式のデスティーノを浴びるもカウント2で脱出する。2発目のデスティーノを途中で食い止め、内藤を脳天から垂直にマットに突き刺して大ダメージを与えると、カミゴェをクリーンヒットさせて葬った。
リング上で飯伏は「大阪で初めてマイクを持つことができました。この大阪でも一つ約束します。このG1を優勝して、またここに戻ってきます」と超満員札止め5500人のファンに宣言。インタビューでは疲労困憊(こんぱい)で倒れ込みながら「全力を出し切りました。このG1は計算しないと言ったんですけど、どこかで計算している部分が途中であったのに気づいて、それから自分は変わったと思っている」と振り返った。
内藤との対戦成績も3勝2敗と勝ち越し、「なによりも一番うれしいのは内藤哲也に勝ったこと。あとは優勝するだけですね」と、口から流血しながらも充実感をにじませた。