浜崎朱加が初代女王 浅倉カンナに宝刀・腕ひしぎ十字固めで一本勝ち
「RIZIN.14」(31日、さいたまスーパーアリーナ)
RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチが開催され、元Invictaアトム級王者の浜崎朱加(36)=AACC=が2回腕ひしぎ十字固めで、17年RIZIN女子スーパーアトム級トーナメント優勝者の浅倉カンナ(21)=パラエストラ松戸=から一本勝ちし、初代女王に輝いた。
5分×3ラウンドのMMAルールで争われたRIZIN初代女王決定戦。開始45秒で浜崎が前に出て、両者がもつれあった際に浅倉の左指が浜崎の右目付近にかかるサミングで試合が一旦中断する。再開後、この試合初めてグラウンドとなり、浜崎が腕を取るが、浅倉もすぐに立ち上がる。
2回もスピーディーな攻防が続く。しかしグラウンドに持ち込んだ浜崎が天下の宝刀・腕ひしぎ十字固めで決めた。
浜崎は「お互い寝技が得意だが、寝技の展開にならず、(浅倉は)打撃も強かった。得意の形で一本を取れたのは良かった」と振り返った。
浅倉は無念の完敗。この日のメインイベントでは、恋人の那須川天心(TARGET)がボクシング元世界5階級王者のフロイド・メイウェザー(米国)に挑むが、弾みとなる勝利を届けることはできなかった。