佐伯霞4戦目で世界挑戦決定「自分の夢である世界王者になります」
ボクシングの真正ジムは28日、神戸市内のホテルで会見し、4月27日にエディオンアリーナ大阪第2競技場でWBO女子アジア太平洋ミニマム級王者の佐伯霞(22)=真正=がエリザベス・ロペス(26)=メキシコ=とWBO女子世界ミニマム級王座決定戦を行うと発表した。12年全日本女子選手権ライトフライ級優勝などアマチュアで活躍した佐伯は近大を中退して昨年5月にプロ転向。今回勝てば4戦目での世界王座獲得となる。
昨年5月27日のプロデビュー戦からわずか11カ月で佐伯に世界挑戦のチャンスが巡ってきた。この王座はジムの先輩である多田悦子(37)=真正=が昨年12月に獲得したものだが、多田は日本女子初の4団体制覇に向かうために3月20日付で返上。空位となった王座を佐伯が継承するもくろみだ。「こんなに早くチャンスをもらえると思っていなかった。しっかりチャンスをつかみたい。自分の夢である世界チャンピオンになります」と決意を示した。
デビューから3戦3勝(2KO)。連勝を突き進む22歳は「(女子ボクシングは)客観的に見て男子に比べると迫力や力強さは足りない。だからこそスピードやカウンターなど、女子でもできるうまいとかきれいなボクシングを見せたい」と理想のスタイルを語った。対戦相手のロペスは左フックが武器のオーソドックススタイルの選手。戦績は11戦6勝1敗4分け。
また、セミファイナルでは王座を返上した多田が、東洋太平洋女子ミニマム級王者のカニャラット・ヨーハンゴー(20)=タイ=とWBC女子世界ミニマム級指名挑戦者決定戦を行う。多田は「正直、今回の相手とは力の差がある。左ストレートで倒したい。4団体制覇へのスタートラインとしたい」と試合の位置付けを語った。
試合チケットは真正ジム(078・335・5147)とチケットぴあで本日から発売する。
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