井上兄弟のいとこ浩樹 勝って尚弥の英国世界戦行く!日本Sライト級前日計量
「ボクシング・日本スーパーライト級タイトルマッチ」(6日、後楽園ホール)
前日計量が5日、都内のJBCで行われ、王者の細川バレンタイン(37)=角海老宝石=は63・2キロ、同級1位で挑戦者の井上浩樹(26)=大橋=は63・4キロでともに1回目でパスした。
浩樹はWBA世界バンタム級王者・尚弥とWBC同級暫定王者・拓真(ともに大橋)の井上兄弟のいとこ。計量を終えると、「順調ですよ」と仕上がりに手応えを感じていた。身長は細川を15センチも上回るが、「身長差は踏み込みの速さでどうにでもなるので、入らせないようにするだけ」と、警戒を緩めなかった。
今回がタイトル初挑戦で、勝てば“井上一族”3人目の王者となる。「変わらないですよ、普段と。自分がやってきたことをやるだけ」と話しながらも、「でも、勝ちたい気持ちは強いですね」とベルト奪取へのこだわりを示した。
勝てば「パスポートを取りに行きたい」という。5月18日に英国グラスゴーで行われるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ準決勝の尚弥-IBF世界バンタム級王者王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦を応援しに行くためだ。
一方、王者の細川は3度目の防衛戦。約2年前に浩樹とスパーリングをしたことがあるが、向かい合った印象を「デカかったですね。背伸びをしても彼の方が大きかった」と苦笑した。それでも、「ボクの対戦相手は10センチ以上(背が高い)が普通。今回は15センチなので、いつもより大きいなと言うだけで、毎試合やっていることなので、その延長線上で。やることは1つしかない。小さいんで。普通に打ったら届かないでしょう。殴られると思うし、やるしかない」と戦いをイメージした。
昨年3月に外資系金融会社を退職し、ボクシング漬けの日々を送っているが、「貯金は減りましたけど、時間は得た」といい、今年1月に不動産会社を起業。10月に控える宅地建物取引士の試験へ向けての勉強もしているという。
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