“ヘビー級のホープ”上田が6回TKO勝ち!「日本王座は通過点」
「ボクシング・8回戦」(5日、後楽園ホール)
日本ヘビー級2位の上田龍(26)=石神井スポーツ=が大和藤中(33)=金子=を6回TKOで破り、戦績を8勝(5KO)1敗とした。
身長とスピードで上回るサウスポーの上田は、力士出身の藤中が繰り出す強打を冷静に見切り、長いパンチを次々と突き刺して圧倒し、最後は左ストレートをクリーンヒットさせたところでレフェリーストップ。ジムでは“日本ヘビー級のホープ”と期待される男はリング上で「日本のチャンピオンベルトは通過点そして取ろうと思っています。日本のヘビー級をしょっていこうと思っています」とファンに宣言した。
日本では練習相手探しに困り、2月には米国ロサンゼルスで1カ月間スパーリング漬けの日々を送ったという。本場の猛者にもまれれ、「パワーがすごかった。今日も相手の選手は体重が重くてパワーがあったんですけど、面食らうことなく対処できた」と成果を口にした。次戦は唯一の黒星を喫した同級1位の竹原虎辰(緑)との再戦を計画。「まずはそこを越えないと」とリベンジの闘志を燃やした。
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