山根前会長が新団体設立 ミナミのホストクラブで会見、おなじみのテーマ曲流れる
日本ボクシング連盟前会長の山根明氏(79)が3日、大阪市内で会見を行い、新団体「WYBC(ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオンシップ)」の設立を発表。昨年8月に日本ボクシング連盟の会長を辞任して以来、1年1カ月ぶりにボクシング界への復帰を一方的に宣言した。
会見はミナミのホストクラブで行われ、WYBCプロボクシング連盟会長に就任した山根氏はスーツ姿にハット、色付き眼鏡とおなじみのいでたちで登場。9月29日に京都・KBSホールでWYBC初興行を開催することを発表し、「わたくし山根明が選び抜いた世界で活躍する、カリスマ2人の熱き戦いを目に焼き付けてください。令和とともにWYBCという新しい時代の幕開けです。ご支援、応援をお願いいたします」と宣言した。同興行では格闘家でWCSCヘビー級王者の高橋知哉(31)=BONECRASH=がダニエル・ハット(ブラジル)とWYBC世界ヘビー級タイトルマッチを行い、初代王者が決定する。なお、興行主の名前は明かせないとした。
高橋によると、試合は3分×3ラウンドを予定しているが、ルールなど詳細については試合日までに公表する。当日は前座にYMBCが管轄しない総合格闘技の試合も含め、10試合ほど実施する計画だ。
アマチュアボクシングの国内統括団体である、日本ボクシング連盟の会長だった山根氏は、助成金の不正流用や、過去の反社会勢力との交際などの責任を取って昨年8月に会長を辞任。2月には同連盟から除名となり、事実上の永久追放となった。
会見では“山根節”も健在だった。一連の騒動の中で日本連盟会長を辞任はしたが、「(関係者333人から告発された)12項目に関して何ひとつ悪いことはしていない。だから山根明は逃げずにして皆さんにお会いできる」と潔白を強調した。また時折語気を強め、「アマチュアボクシングだけは生まれ変わっても応援したくない。二重人格でどうしようもない」などと現体制の批判もした。
会見を終えるとファイティングポーズをとり「おおきに!」と大声であいさつ。着信音に設定するなどお気に入りの「ゴッドファーザー 愛のテーマ」が会場内に流れる中、ホストクラブの舞台階段をゆっくりと踏みしめて退場した。
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