井上尚弥は「タフネスも証明」大橋会長が称賛 不安要素払しょくで本物の怪物へ
「ボクシング・WBSS決勝、WBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ」(7日、さいたまスーパーアリーナ)
階級最強決定トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」のバンタム級決勝が行われ、WBA・IBF世界同級王者・井上尚弥(26)=大橋=が3-0(116-111、117-109、114-113)の判定で、WBA世界同級スーパー王者のノニト・ドネア(36)=フィリピン=を破り、優勝した。所属ジムの大橋秀行会長(54)は、苦しい試合内容ながら勝ち切ったことに「皆さん心配していたタフネスを証明できた一戦だったと思います」と語った。
井上はドネアのパンチをもらい、ぐらつく場面もあった。その後、11回にダウンを奪うなどし、ポイントも冷静に分析したうえで判定勝ちに持ち込んだというが、大橋会長は「パンチがきいたシーンもありましたが、知り合って初めて見たシーンだったので。そこからダウンをとってすごい素晴らしい試合内容だったと思います」と振り返った。
これまで、大舞台で短いラウンドでの勝利が続いていたため、持久力、体力面が懸念されていたのではないかとした大橋会長。「尚弥の、一番今まで皆さん心配していたタフネスを証明できた一戦だったと思います。この試合はとてつもなく大きな価値のある1勝だったと思います」と、モンスターの違った一面を出せたことを喜んだ。
こうした苦しい試合だったことを踏まえて「しいてあげれば、11ラウンド、テンカウントだったんじゃないかなと思いますが、僕が数えたら20秒ぐらいあったと思うんですけど…」と冗談めかして語ったが、これも勝利できたからこそ。「12ラウンドも倒しにいったし、ドネアも打ち合って、また尚弥が大きく成長できた12ラウンドだったと思います」としみじみと語った。
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