井上尚弥 4団体制覇に意欲「やりたい選手」はウバーリ&テテ
階級最強を決めるワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝戦で元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(36)=フィリピン=を破って優勝したWBAスーパー、IBFの同級統一王者、井上尚弥(26)=大橋=が8日、横浜市内で一夜明け会見を開いた。
前日の試合後、米興行大手トップランク社との契約合意と次の2戦は米国で行う計画が発表された尚弥。今後は「納得できるパフォーマンスが出せる階級でなければ望まない」と、当面はバンタム級にとどまるつもりだ。
また、「まだやりたい選手がいる」と、前日に弟の拓真(大橋)を退けたWBC同級王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)、WBO同級王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)の名を挙げた。主要4団体完全制覇に意欲を示した。
23日には体重超過でJBCから無期限活動停止処分を受けているルイス・ネリ(メキシコ)と、ロドリゲスがWBCの挑戦者決定戦を行う。また、ドネアを破っている元WBA・WBO世界スーパーバンタム級王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が転級する話もある。尚弥は「ネリは気を使って言わなかった」と苦笑いし、「リゴンドーは本当に(体重を)落とせるんですかね。現実味がない話なので、現実味のある2選手を挙げました」と話した。
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