プロレス爆破甲子園・大仁田、大鵬の孫・納谷を“邪道流教育”宣言「たたきつぶす」
「プロレス・爆破甲子園」(17日、鶴見青果市場)
“邪道”大仁田厚(62)が、昭和の大横綱・大鵬の孫で、元関脇・貴闘力を父にもつ納谷幸男(25)に猛烈なゲキを飛ばした。
電流爆破のパイオニアである大仁田と、DDT社長・高木三四郎(49)とのコラボプロデュースによる「エネワンでんき presents 爆破甲子園2019」(爆破甲子園2019実行委員会主催)が17日、神奈川・鶴見青果市場で開催された。
同大会のメインイベントで行われる電流爆破デスマッチに出場する権利を得るべく、4人の爆児がトーナメント1回戦を闘い、納谷を破った朱崇花、今成夢人を下したFUMAが決勝の舞台にコマを進め、朱崇花は大仁田組に、FUMAは高木組に振り分けられた。
ところが、メインに出場の6選手がリングインすると、大仁田が「高木さん、初めての爆破甲子園、負けたヤツにもチャンスやってくれ!」とアピールし、高木も同意。メインは大仁田、新井健一郎、朱崇花、今成組対高木、青木真也、FUMA、納谷組による、爆破甲子園トーナメント決勝戦~電流爆破8人タッグデスマッチに急きょ変更された。高木の要望により爆破バットは4本用意され、大仁田の希望により火薬量は通常の3倍に設定された。
試合はのっけから8人入り乱れた激しい場外戦で開戦。高木組がコーナーにテーブルを立てかけ、そこに大仁田を据えると納谷がボディアタック。高木が1発目の爆破バット攻撃を仕掛けると、今成が大仁田をかばって被弾。九死に一生を得た大仁田は、FUMAを捕らえ、机上パイルドライバーを繰り出した。
しかし、総合格闘家の青木がスリーパーで大仁田を絞め上げ、爆破バットで一撃。それでも立ち上がった大仁田は、毒霧で青木の視界を奪い、爆破バットで逆襲。そして、最後の4発目の爆破バットを手にした納谷に、大仁田が毒霧を噴射。テーブルの破片で納谷の脳天を叩くと、爆破バットをフルスイング。すると、この日、最大級の威力で爆発が起き、納谷は大の字。すかさず、大仁田がカバーし、3カウントが入った(10分27秒、体固め)。
大仁田は「納谷!人には人生いろいろ。オマエはいろんな試合を積んで、のし上がれ。大鵬さんの孫じゃろ。オマエのプレッシャーたるや、大変なものがあるだろうけど」とゲキを飛ばした。納谷は「やってやるよ。もう1回電流爆破やりましょう」と応じた。
バックステージで大仁田は「納谷のプレッシャーはよくわかる。でも、それを乗り越えなきゃどうしようもない。誰も助けてくれない。今度やるときは2度と立てないくらい、徹底的にたたきつぶす。そこからどう跳ね返すかじゃ!」と邪道流の教育を施すことを宣言。
納谷は「自分もそのつもり。第2回の爆破甲子園に絶対上げてください。やられっ放しで終わるわけにはいかない。自分の力で大仁田選手を爆破しないと。逃げるわけにはいかない」と覚悟を見せた。
高木は「大仁田さん、邪道流に鍛えてやってください」と発言し、「火薬量3倍、本当にすごかった。お客さんも359人(主催者発表)、超満員札止めになって、今後は地方でもやっていきたい。大仁田さんとまたやるなら受けて立ちます」と総括した。
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