井上尚弥が練習を再開 対戦熱望のカシメロを警戒
WBA・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(26)=大橋=が9日、横浜市の所属ジムでジムワークを再開。次戦での対戦を熱望するWBO同級王者ジョンリール・カシメロ(30)=フィリピン=を警戒した。
ノニト・ドネア(フィリピン)との激闘を制したワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)優勝から約1カ月。ミット打ちなどを行い、「(動きは)鈍いですね。こんなに休んだの初めてですから」と笑いを誘った。
大橋秀行会長によると、次戦は来年4月に米ラスベガスで行うことが有力。ドネア戦で負った右眼窩底骨折の回復は順調で、今週中に再検査を受けて今後の判断をするという。
カシメロについては「ドネアより危険。若いし、野獣的な勘もある。いい意味のバカ。怖い物知らず」と独特の表現で評価。だが、「前半をしのげば、メッキがボロボロはがれてきますから。前半は危険。あとはどう削っていくか」と戦いをイメージした。