村田諒太「盛り上がる試合を」次戦ビッグマッチ実現まで待つ!本田会長明言
ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(33)=帝拳=が24日、都内で会見を開き、同級8位の挑戦者スティーブン・バトラー(24)=カナダ=を5回TKOで破った初防衛戦から一夜明けた喜びを語った。所属ジムの本田明彦会長は、次戦の相手候補を同級の世界的スターであるWBA世界スーパー・WBCフランチャイズ王者サウル・アルバレス(29)=メキシコ=とIBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(37)=カザフスタン=に絞り、「やれるまで待つ」との考えを示した。
夢が現実になる時はいつか。アルバレスとゴロフキンとの対戦を熱望してきた村田。V1を果たした後には、契約する米国の大手プロモーター、トップランク社のボブ・アラムCEOがその2人と村田を東京ドームで対戦させる計画を明かし、アルバレスと契約するゴールデンボーイプロモーションズの関係者も「年明けにも本格的な交渉に入りたい」との姿勢を示していた。
本田会長によると、村田は以前からゴロフキンの相手候補に入っていたが、最近になって急にアルバレス側も興味を示してきたという。「カネロ(アルバレスの愛称)の世界戦略の一環。世界中に売り込みたいわけで、その第一回でやりたいのが日本」と説明した。
実現の可能性については「分からない」と前置きしながらも、「ゴロフキン、カネロとやれるまで待つ。1年待たなきゃいけないなら1年待つ。それぐらいじゃないと。期間は決めない」と明言。仮に来年実現する場合、アルバレスなら5月、ゴロフキンは2月に試合を控えているために6月以降になる見通しも示した。
米国での中継は両選手と契約する動画配信サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」が行う方向で、時間は日曜朝、会場は1990年2月にWBA、WBC、IBF統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)がジェームス・ダグラス(米国)に敗れる歴史的大番狂わせが起きた東京ドームを条件にしているという。本田会長は「DAZN次第。期待して待っている」と話した。
村田は今後について、前日と同じく「帝拳プロモーションにすべて任せています。次も最善の試合を組んでくれると思っています。組んでいただいた試合に真摯(しんし)に取り組む。それだけ」と強調。だが、「一ボクサーとして、一日本人として、日本にどれだけ貢献できるかが個人として大事。そういう意味でみなさんが盛り上がる試合がしたい」とも話した。誰より村田自身が、ビッグマッチ実現を待ち望んでいる。
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