オカダ“プロレス五輪”ぶち上げ!MVP&年間最高試合W受賞で
2019年度プロレス大賞(東京スポーツ新聞社制定、デイリースポーツなど選定)の授賞式が16日、都内で行われた。最優秀選手賞と年間最高試合を受賞したオカダ・カズチカ(32)=新日本=は、東京五輪に負けじとプロレス界を盛り上げるために団体の枠を超えたオールスター戦の開催をぶち上げ、殊勲賞の宮原健斗(30)=全日本、敢闘賞の清宮海斗(23)=ノア=ら他団体のニューリーダーとの対戦に興味を示した。
“レインメーカー”がプロレス界に金の雨を降らせる。壇上に立ったオカダは声優の三森すずこと結婚、プロレス大賞でダブル受賞した19年を「公私ともに充実した一年になりました」と振り返った。さらに他団体の選手や特別表彰を受けたアマレスリングの五輪代表選手らの前で、「オリンピックイヤーということでプロレス界も負けじと盛り上げていき、プロレスの熱をアマレスの人につないで、選手のみなさんは金メダルの雨を降らせていただき、その熱をまたボクたちが受け取って、オリンピックイヤーならぬレスリングイヤーにしたい」と誓った。
今年は5日の東京ドーム大会でIWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也とのダブルタイトルマッチに敗れて同ヘビー級王座を失う無冠のスタートとなった。だが「ベルトがないからこそできる戦いもある」とし、「オリンピックをやるのであれば負けないぐらいのプロレス界のビッグイベントをやっても面白いかな」とぶち上げた。
プロレス界のトップを独走する新日本のエースだからこそ言える壮大な構想。それは「オールスター戦でもいいんじゃないかなと思う」という、団体の枠を超えたプロレス版オリンピックと言えるもの。「今のプロレスのパワーを広めることができたら、新日本プロレスに限らずいろんな団体の発展にもつながっていくと思う」と目を輝かせた。
戦いたい相手は三冠ヘビー級王者の宮原、前GHCヘビー級王者の清宮ら一度も肌を合わせたことのない他団体の若きエース。「今の若い世代のプロレスができても面白いと思う」と興味を示した。
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