デビュー20連勝の中谷潤人が4・4WBOフライ級王座決定戦「必ず世界王者になる」
ボクシングの元日本フライ級王者でWBO世界同級3位の中谷潤人(22)=M・T=が同級1位ジーメル・マグラモ(25)=フィリピン=と4月4日に後楽園ホールで同級王座決定戦を行うことが14日、発表された。
デビューから20連勝(15KO)を続けてようやく世界戦にたどり着いた中谷。都内で開かれた会見では、「やっとこの舞台に立てるという思いと、世界で一番の男の肩書ができる試合なのでワクワクな気持ち」とうれしそうに話した。
中学時代にボクシングを始め、卒業後は進学せず、米国に渡って名トレーナーのルディ・エルナンデス氏に師事し、15年4月に17歳でプロデビューしたたたき上げのホープ。家族からは大きなサポートを受けており、「チャンスなので一発で取って、少しはホッとさせてやりたい」と恩返しを誓った。
相手のマグラモについては「器用でパンチのある選手なので、警戒しながらボクシングをしないといけない」と警戒。2月に行った約1カ月の米国合宿ではスパーリングで前WBA・IBF世界スーパーバンタム級統一王者ダニエル・ローマンらと拳を交えたといい、「世界チャンピオンにいろんなボクシングを試して、引き出しを増やすトレーニングをしてきた。相手は手数の多い選手なので、手数を出させないように、自分の長い距離を作っていくトレーニングをこれからしていく」と、成果と今後の対策を口にした。
最後は、「みなさんに期待してもらえるのはうれしいこと。4月4日は必ず世界王者になりたい」と宣言した。