ヒロム、矢野に髪切られるもエレベーター葬「オレが唯一対抗できない選手」
「プロレス・新日本」(24日、会場非公表=無観客試合)
32人参加のシングルトーナメント「ニュージャパンカップ」の2回戦4試合が行われ、IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムが矢野通を破って2回戦に進出した。
11年に若手だったヒロムを矢野がバリカンで丸刈りにしたという因縁がある2人。ヒロムはこの対戦が決まったときには激しい拒絶反応を示し、前日の8人タッグの前哨戦でも、バリカンを手にした矢野から逃げ回るほどのトラウマとなっていた。
この日、ヒロムは髪を切られるのを警戒し、ヘルメットを着用して登場。レフェリーにしつこく矢野のボディーチェックを要求したたが、バリカン、ハサミは見つからなかった。だが、ゴングが鳴るとなぜか矢野はバリカンを所持。ヒロムは「やらねえよ。帰るよ」と叫びながら逃走し、リング下に隠れると、矢野はバリカンを手放して追いかけた。
すると、再び姿を見せたヒロムはそのバリカンを奪取。逆に矢野の髪を刈ろうとしたが、電源が入らず未遂に終わる。矢野は別のバリカンを持ち出してヒロムを驚かせるが、これはレフェリーに取り上げられてしまう。
ここからようやく、戦いが開始。ヒロムのヘッドシザースホイップから場外戦に発展すると、なんと矢野は無人の客席に仕込んでいたハサミを取り出した。戦慄したヒロムはリングに舞い戻り、「嫌だ!こんなのやるためにプロレスラーになったんじゃない」などと絶叫。2人は再びリング上での戦ったが、またも場外に転落し、矢野はまたもハサミを手にしてヒロムを威嚇した。
さらに、テーピングを取り出してヒロムの左足首と若手の辻陽太の右足首をくくりつけて二人三脚状態にし、ついにヒロムの髪をハサミで切ることに成功。だが、ヒロムは、「切ったぞー!」と雄たけびを上げる矢野を背後から急襲。さらには、テーピングを矢野の両目に巻き付けて視界を奪い、エレベーターに放り込んで会場のある5階から1階に降下させ、自身は辻との二人三脚でなんとかカウント18でリングに戻り、リングアウト勝ちを収めた。
バックステージでは辻に耳打ちしてコメントを代弁させたヒロム。辻は「オレが対応できない選手なんてこの世にはいない。でも、ハサミ、バリカンを使う矢野通は大嫌いだ。あんなレスラーとは二度とやりたくない。オレが唯一対抗できない選手なのかもしれないな。今日は9年前のリベンジを果たせたのかもしれない。オレはこれが勝利だとは思えない。かといって、リベンジだとか矢野通ともう1回やりたいとか、そういう気持ちは全然ない。とりあえず、オレは勝ちを欲しかった。俺の夢がかなうトーナメント、負けるわけにはいかないんだ」と、言われるがままにヒロムの思いを語った。
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