鈴木芳彦アナ RIZIN会見でフジ退社涙の報告「格闘技の実況をしないと後悔する」
総合格闘技のRIZINは16日、インターネット上で会見を開き、鈴木芳彦アナウンサー(43)が14日でフジテレビを退社しフリーとなり、RIZINの実況などを行うことを発表した。
鈴木アナウンサーは慶応大から03年にニッポン放送に入社。06年にフジテレビに転籍し、RIZIN中継の実況などを務めていた。会見で榊原信行CEOから「この人が戦力として加わってくれることはありがたい」と紹介されて登場した鈴木アナウンサーは、フジテレビが21年大みそかを最後に現在までRIZIN中継を行っておらず、「格闘技の実況アナウンサーになりたくてアナウンサーになった私は、やはり格闘技の実況をしないとこれからの人生後悔すると思いました」と理由を説明した。
続けて、「フジテレビのことは大好きです。社員1人1人に対して優しくて、社員を大切にするすばらしい会社であるということは今も変わりません。本当にありがとうございました。私が元々いたニッポン放送も愛しています。ボクに関わってくれた人はみんなボクを育ててくれたと思っています」と古巣に感謝。だが、「ただ、格闘技を実況したいという気持ちは、愛は止められませんでした。いろんな思いはあったんですか…」と語ると、こらえきれず涙をこぼし、言葉に詰まってしまった。
鈴木アナウンサーは25日の「超RIZIN/RIZIN.38」の実況を務める。この日は会見の司会を務めた。