浅倉カンナ 無敗女王・伊澤星花との引退試合2日前「最後なんでどうなってもいい。覚悟を持って戦いに行く」
「RIZIN.48」(29日、さいたまスーパーアリーナ)
引退試合でRIZIN王者の伊澤星花(26)=Roys GYM/JAPAN TOP TEAM=と対戦する浅倉カンナ(26)=THE BLACKBELT JAPAN=が27日、都内で行われた個別記者会見に出席し、試合2日前の心境を語った。
ラストマッチ2日前となったが、浅倉は「いつも通りなんですけど、全てが最後なので、全部楽しめています」と話し、これまでと違う点を聞かれると「いつもより全てのことをかみしめて今日まで来たなって、そこですかね。特別に変わったことがないので実感がない」と答え、最後となる減量については「減量も最後だなと思っています。最後だと思ったら頑張れるっていうか(笑い)。小学校5年生ぐらいからずっと減量してるんで、なくなると思うとホッとしています」と語った。
対戦相手の伊澤については「無敗のチャンピオンなので、圧倒的強さというイメージです」と述べ、「今回自分が最後の試合なので、覚悟を持って戦いに行くので、バチバチな試合になるんじゃないかと思います。最後なんで(自分は)どうなってもいいなと思っています。タップする状況を作らないです」と激闘を予想。
伊澤の弱点は「見つけました」と明かし、「とらえ方次第なところもあって、同じ年に生まれた(誕生日も3週間違い)同じ階級の同じことやってる人と考えるようにしてから気が楽になった。強い選手とは毎回作戦を立ててやってるので、今回もしっかり対策して試合で出せると思います。(驚かせる動きも)期待していてほしい」と、攻略に自信を見せた。
最後の試合でも自分自身を追い込めた理由を「不安もあったけど、試合が決まって(練習を)やるにつれて勝ちたい気持ちもでてくるし、不安や怖さも出てくるから練習するし。試合が決まれば勝ちに行くのは当たり前で、いつも通りの日常を過ごしてましたね。終わりが見えてるんで頑張れた。キツいことしたくなかったらこの試合を選んでないんで、最後がむしゃらにできて良かったなと思っています」と説明。
試合後には「ハンバーガーをガブッと食べたい」と笑顔を見せ、「今日まで本当にいろんなことがあって、いいことも悪いこともたくさん経験しました。最後、たくさんの人に応援してもらえたらうれしいです」と、ファンにメッセージを送っていた。